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出演:蒼井優、森山未來、齋藤隆成、ピエール瀧 他 短大を卒業したものの、就職できずにアルバイト生活を送る21歳の女性、佐藤鈴子(蒼井)。ひょんなことから警察沙汰の面倒を起こしてしまい、実家に居づらくなった彼女は、家族の前で“百万円貯まったら出て行きます”と宣言、以来バイトを掛け持ちして懸命に働く日々が続く。そして百万円が貯まると、宣言通り実家を後にして、誰も知らない土地へと旅立つ鈴子だったが…。 暗い性格の女監督が作りそうな映画だった。どんな監督か知らないけど。 見ててずっとフラストレーションが溜まるのだ。イライラしてくるのだ。はっきりしない、煮え切らない、苦虫女。だから誤解を招くし、混乱が起きる。すれ違い、すれ違う。なんではっきり言わねぇんだよ。蒼井優だけじゃなくて森山未來とかもはっきりしないキャラで。初対面の人同士のぎこちない会話がずっと続いてる感じ。 そんな映画だからこそ、最後の10分ほどは非常によいものに思える。はっきりする。煮え切る。前を向く。大事なことは口に出さないといけない。走り出す。自転車を漕ぐ。前を向くのだ。 そんな小さなことのような大きなことのようなことを伝える映画。暗い女が作りそうな映画だ。おもしろかった。 出演:堤真一、堺雅人、遠藤憲一、滝藤賢一、尾野真千子、山崎努、田口トモロヲ、マギー、螢雪次朗、高嶋政宏 他 1985年8月12日。群馬、北関東新聞の記者・悠木和雅(堤)は、出世街道から外れ一匹狼として行動する遊軍記者。社内の登山サークル“登ろう会”の仲間で販売局所属の親友・安西(高嶋)と共に、翌日谷川岳の衝立岩登頂に挑もうと準備を進めていた。そのさなか、乗員乗客524人を乗せた羽田発大阪行きの日航機123便が群馬と長野の県境に墜落した模様、との一報が入る。こうして悠木たちは、前代未聞の大事故をめぐる熾烈な報道合戦に身を投じていくのだった。さらに悠木は全権デスクを命じられ、社内外での駆け引きや軋轢に苦しみながらも使命を全うしようと奔走し続ける。だがそんな中、独り谷川岳へ向かったと思われた安西がクモ膜下出血で倒れたとの報せを受ける…。 観に行きたくて観に行けてなかった映画。ミニシアターみたいなところでやっていたので運よく観ることができた。なぜ観に行きたかったかというと情熱的な映画で久しぶりに涙したかったからで、その願望は容易く叶い、3度ほど泣いた。 男の情熱、意地のぶつかり合いを非常にリアルに描いていて、ぐっとくるものがあった。時に呼吸を忘れるくらい見入った。それは役者の演技がリアルでよかったからが最たる理由だが、セリフを噛んだり、ずっこけたりしてるシーンをそのまま使っているところもリアル感が出ていてよかったと思う。何度も切り替わるスピード感ある演出やスローモーションもよいがそんなものはなくても役者だけで十分緊迫感が伝わってきたと思う。 佐山。堺雅人演じるこいつが最もよかった。原作はすでに読んでいたのだが、その読んでいたときに頭の中で勝手に作っていた佐山像にあまりにぴったりで驚いた。こいつは目を細めた表情だけで飯を食っていける素晴らしい役者ですね。彼の書いた記事の内容でとりあえず涙がこぼれた。そして彼と共に登山した神沢(滝藤)。彼は完全に助演男優賞です。もう何言ってるか分からんぐらいの狂乱っぷりで、文節が変なところで切れ切れで。この曲者コンビが最高でした。 ストーリーもリアル。全権デスクである悠木がうまくいかず、失敗するところがリアル。しかし堤真一に関しては少し何かが物足りなかったように感じてしまった。それは脇役に存在感がありすぎたからなのか。 何よりよかったのはやはり“意地”というテーマ。いわゆる精神論。日航機墜落事故とか全然知らないけど、どこかに置いてきてしまったかのような熱い想いがそこにはあった。心を揺らした。 声の出演:奈良柚莉愛、土井洋輝、山口智子、所ジョージ、天海祐希 他 海辺の小さな町で崖の上の一軒家に暮らす宗介(声:土井)はある日、頭がジャムの瓶にはまり困っていたさかなの子・ポニョ(奈良)を助け出す。ポニョはクラゲに乗って家出してきたところだった。それ以来、彼らは互いを好きになる。しかしポニョは、人間をやめて今は海の住人となっている父フジモト(所)によって海の中へ連れ戻されてしまう。それでも、“人間になって宗介に会いたい”という気持ちが抑えられないポニョは、父が貯めていた生命の水を海中にまき散らしながら、いもうと達(矢野顕子)がつくりだす大津波に乗って再び宗介のいる崖の上へと向かうのだった。 違うんですよ、宮崎さん。僕が求めていたのはそういうかわいい子供っぽさではないんですよ。海を走りまくるポニョはおもしろかったけど、もう何か訳分からん最後のほうとかおもしろかったけど、違う、違う、そうじゃないでしょ。 宮崎先生は“破壊”でしょ。夢とか希望とか見たことない世界とかそういうのももちろん素晴らしいと思いますけどそれよりすごいのはそれを破壊することでしょ。夢や希望を追求してゆく人間の中にある欲望という名の悪が膨らみやがて破裂してものすごい破壊を生むんでしょ、宮崎先生、思い出してくれ!ポニョポニョ歌ってる場合じゃねーぞ! それから小さくまとまるんじゃねーよ、宮崎さん。せっかく海があるんだからもっと海で攻めろって。崖の上じゃねーだろうが、舞台はよ!オープニングで海の中で色とりどりできれいな生物がポワポワしてて、創造の神みたいな母親が出てきて、素晴らしいじゃねーか、そのアイディアは!なのになんでもっと壮大にいかねーんだよ!海を破壊だろ!海を破壊!まったくのん気な映画作りおって!「ポニョ、ゴン助、好き!」言ってる場合じゃねーぞ! もうちょっと真面目にやってください。真面目にやらないと破壊はできないと思います。そのためには真面目な人間が出てこないと話になりません。主人公が半魚人ではだめです。頑張ってください。宮崎先生が死ぬまでにあと一本だけでよいです。「千と千尋の神隠し」を超える作品を作ってください。よろしくお願いいたします。 出演:佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美、永瀬正敏 他 北陸の山間部の小さな村。両親の訃報を受け、東京から戻ってきた和合家の長女、澄伽(佐藤)。4年前に女優を目指して上京したものの鳴かず飛ばず。それでも自意識過剰な澄伽は、それが自分の実力だとは露ほども思わず、何より妹の清深(佐津川)がしでかしたある事件が原因だと逆恨みしていた。そんな傲慢な勘違い女、澄伽の帰還に、清深は怯えながらもどこか冷めた目で姉を観察、次第に抑えていたある衝動を膨らませていく。一方、兄の宍道(永瀬)も澄伽の傍若無人な振る舞いをおとなしく受け入れるばかり。宍道の妻で度を越したお人好しの待子(永作)は、そんな彼らの関係を不思議な思いで見つめていた。 ブログを書くのはやけに久しぶりになってしまった。映画ブログって一度書かないともうめんどくさくなってしまう。前見たの書いてないのに書くんか、っていうジレンマ。映画は月に1本か2本か、それぐらいは見ている。有名なものは映画館に行って観たりしているんだけど、これはすげーとかいうのに出会うには観る絶対数が足りていないせいかあまり出会わず、書く気にもなれず、おもしろかったです、って感想をただ記録として書くのならヤフーニュースでも見て何やってんだよ上原って思うほうが優先されるようだ。 確かに「スウィーニー・トッド」を観て思うところはある。「ノーカントリー」の感想をTMDiary独自の視点で書いてもいい。久々に見た「グーニーズ」にワクワクしたことも書いてもいい。しかし違う。何か違う。どうやら前述したジレンマ以外にも俺にこのブログを書かせない理由が頭の片隅にあって、それをいや、そうじゃねぇと無意識に拭い去る日常のうちに俺はTMDiaryから離れていったのではないか。 なあああああああにを言っているんでしょうかね。たかがブログに。忙しいから書けないんですよ。でもね、忙しいから、ってなんかひっかかるぞ。ひどく言いたくないセリフではないか。 この映画、なかなかおもしろかった。おもしろかった理由は様々あって、昔ならそれをつらつらつらつら書いてただろうけど、あんまりそれを書く気にはなれない。 思えば映画に一心不乱に感動したり、心を動かされたり、ってどこに行ってしまったのだろうか。映画っていう夢や希望は現実に飲まれてしまったのだろうか。日々は俺にいろいろなことを与えてくれる変わりに何を奪っていっているのだろうか。ただ絶対数が足りないだけ、って思いたいけどこの違和感は何なんだろう。到底納得できない。サラリーマンなんてクソ食らえである。 ただね、永作はよかったし、インディー4は楽しみだ。 出演:トミー・リー・ジョーンズ、バビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ケリー・マクドナルド 他 原題:「NO COUNTRY FOR OLD MEN」 人里離れたテキサスの荒野でハンティング中に、銃撃戦が行われたと思しき麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス(J.ブローリン)。複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は、危険と知りつつ持ち帰ってしまう。その後、魔が差したのか不用意な行動を取ってしまったばかりに、冷血非情な殺人者シガー(J.バルデム)に追われる身となってしまう。モスは、愛する若い妻カーラ・ジーン(K.マクドナルド)を守るため、死力を尽くしてシガーの追跡を躱していく。一方、老保安官エド・トム・ベル(T.L.ジョーンズ)もまた、モスが最悪の事件に巻き込まれたことを知り彼の行方を追い始めるが、モスを保護できないまま、死体ばかりが増えていく事態に直面し、苦悩と悲嘆を深めていく…。 ひどくがっかりした。コーエン兄弟、アカデミー賞、トミリジョに期待していたんだけどどれもいまいちだった。コーエン兄弟はコメディじゃなくてもおもしろい、っていうかコメディじゃないものを作ればすげーんだ、という印象があって、それがオスカー獲ったし、好きなT.L.ジョーンズも出ているんだからこれがつまらない訳がない、と思っていたけど残念な映画だった。 期待過剰だったのかもしれない。なかなかの緊張感があり、迫力があり、どきどきしたんだけど、さぁコーエン兄弟なら、さぁアカデミーなら、さぁジョーンズならここからどうなる??って思いが常にあってそれなのに、あ、なんもなく淡々と終わってもたっていう感じで。煮え切らない感じだけ残った。期待し過ぎなければよかったのかもしれない。そうすればJ.バルデムの演技も素晴らしいものに見え、評価できる映画になったのかなぁ。いや、そんなことないだろうなぁ。純粋に見てもこれはつまらなかったぞ。つまらないというか普通の映画だった。 ただ、T.L.ジョーンズに見え場がそんなになかったのは逆によかったのかもしれない。あったらそれこそ普通の映画になってしまう。こんなひどい殺人鬼がいてたくさんの人が死んでそれでもそれが日常なんだ、普通なんだ、ということを表す要素としてT.L.ジョーンズがいて… 頑張ってこの映画のいいところを探してみたけどやっぱだめだ。つまんなかった。こんなに残尿感のある映画は他にない。 PR
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