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監督:マーティン・スコセッシ
出演:グリフィン・ダン、ロザンナ・アークエット、リンダ・フィオレンティーノ、テリー・ガー、ジョン・ハード、キャサリン・オハラ 他
原題:「AFTER HOURS」

仕事帰りのサラリーマン(G.ダン)は文鎮をもらうために会った女(R.アークエット)を皮切りに不可解な登場人物とシチュエーションが次々と襲いかかり奇妙な一夜を体験することとなる。

M.スコセッシの映画にしては異色の映画であるがおもしろかった。この頃のスコセッシというと「タクシードライバー」(’76)「レイジング・ブル」(’80)とマジな映画が有名であるがその合間にこれみたく少し気の抜けたような映画も撮っていたようだ。「キング・オブ・コメディ」(’83)もそうと言えばそうな気もするし。こんなブラックコメディしか撮れなかった事情もあったのかもしれないけど。しかしそんな少し適当と言っては言葉は悪いがそんな雰囲気が逆によい。「ディパーテッド」(’06)もリメイクってことで少し気を抜いたから一般ウケしたんだろうな。

まぁこの映画は一般ウケはしないだろうけども。というのもなかなかダークな雰囲気が気持ちの悪いコメディなのだ。ニューヨークの夜中に起こる様々な奇妙なこと。こんなことがあったら困るな~という感じ。朝が来ていつもと同じように仕事が始まるところでこの映画は終わるのだがその朝がすごく平和でブリリアントに映る。いつも長い映画を作るスコセッシにしてはめずらしくたった一夜の出来事を約100分ぐらいに収めた起承転結も何もないあっさりとした映画である。しかし不思議な感覚とおもしろかったという感想が残る絶妙な映画である。少しデヴィッド・リンチを見ている気分にはなるけども。

余談だが「ホーム・アローン」で夫婦だったJ.ハードとC.オハラが共演しているのがなんかおもしろかった。どっちも普通ではない役だったが。いや、普通なやつなんてこの映画には主人公以外いなかったな。まったくの端役であるタクシーの運ちゃんやコーヒーショップの店員までふざけていたのがおもしろかった。

監督:ニール・ジョーダン
出演:スティーブン・レイ、ミランダ・リチャードソン、フォレスト・ウィッテカー、ジェイ・デヴィッドソン 他
原題:「THE CRYING GAME」

アイルランド、川辺りの移動遊園地。そこに出会ったばかりの男女がいた。イギリス軍黒人兵士ジョディ(F.ウィッテカー)と、ブロンドの女ジュード(M.リチャードソン)。遊園地を出ると女は男を誘い、2人は抱き合ってキスを交わす。と、その時、男の頭上で拳銃の撃鉄を上げる音がした。慌てて見上げるジョディ。するとそこには、銃口を向けた男が立っている。驚く間もなく彼は、数人の男に押さえつけられると顔に袋を被せられ、いずこかへ連れ去られた…。

F.ウィッテカーを見たくて借りてみた映画その2であるがあまりおもしろくなかった。DVDになってなくてビデオだったのだがやっぱ人気がないからビデオ止まりなのだろうか、という内容だった。お目当てのF.ウィッテカーは独特の顔をしていて黒人の割りには特徴があり覚えやすい。顔のためか演技も印象に残る。ときどき出てくるスポーツをしているF.ウィッテカーの映像は気持ち悪かったが。

いやもっと気持ち悪かったのはJ.デヴィッドソンか。セックスシーンでの驚愕もそうだが、少し愛に狂っている演技は気持ち悪かった。と思ったらアカデミー助演賞にノミネートされていた。もちろん男優賞のほうにである。声も高いし女にしか見えないぜ、ありゃ。

あー、引越しめんどくせ。

監督:ジョン・バダム
出演:メル・ギブソン、ゴールディ・ホーン、デヴィッド・キャラダイン 他
原題:「BIRD ON WIRE」「DUE NEL MIRINO[伊]」

麻薬密輸事件の重要証人であるため死んだ事になっていた昔の恋人(M.ギブソン)と出会った女弁護士(G.ホーン)。保護する立場のFBI担当官の裏切りによって、男に復讐を誓う二人組の追撃が始まった。

なんかテレビでやってたのでなんとなく見てしまった。おや、M.ギブソンじゃないか、と思って見ていたら最後まで見てしまった。90年の頃のM.ギブソンは若くて筋肉も発達しており、アクションなのにたえずジョークをとばす余裕があった。今や何かと悪い噂しか聞かんが。

しかしまぁつまらん映画なのだ。なんでテレビでやる映画ってのはこういうつまらんアクション映画とか有名作が多いのかな。昼のテレ東の映画は結構いい趣味してると思っていたのだがやっぱりこういうのをやってしまうんだな。視聴率がとれないような時間帯でやるのなら思い切ってマニアックなのをやってほしいものであるが。しかし4月からは昼に映画見るとかできなくなると思うと少し寂しい限りだ。夜も見れなくなるんだろうけど。

あ、やっと卒業したでやんす。

lady.jpg監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード、ボブ・バラバン、M・ナイト・シャマラン、サリタ・チョウドリー 他
原題:「LADY IN THE WATER」

ごく普通のアパート“コーブ・アパート”の管理人クリーブランド・ヒープ(P.ジアマッティ)は、廊下の掃除や電球の交換をするだけの単調な毎日を送っていた。ところがある晩、中庭のプールでストーリーと名乗る謎めいた女性(B.D.ハワード)と遭遇する。彼女は水の精“ナーフ”という存在で、“ブルーワールド”からある目的のために人間界にやって来たという。やがて、クリーブランドは韓国系親子が語るおとぎ話をヒントに謎を紐解き始める。そんな中、ストーリーが“ブルーワールド”へ戻ることを阻止しようとする恐ろしい怪物が現われる。クリーブランドは住民たちの協力を得て謎解きを進めながら、ストーリーが無事に戻れるよう懸命に奔走するのだが…。

いや~、ついに見てしまった、シャマランのいろんな評価が飛び交った作品。映画館に観にいかなくて正解だった、と思う。しかしDVDを半額で借りて見るには最高の映画ですね。非常におもしろかった。「サイン」や「
ヴィレッジ」も映画館に行かずDVD鑑賞したならもっと評価はよいものになっていたのだろう。

ということでこの映画おもしろかった。いまだ「シックス・センス」の呪縛にとりつかれている人やマトモな映画を見たい人ははこういうのは楽しめないんだろうけどシャマランの楽しみ方を知っていればすごくおもしろいはずだ。まずいつものようにみんなが大真面目にふざけている。そしていつものように大真面目に怪物が出てくる。さらに今回はキャスティングがすばらしく傑作なやつばかりでP.ジアマッティはもちろん、インド人が大真面目に演技していた。笑うな、というほうが無理なものばかりではないか。まぁやはりというか当然というかラジー賞の助演賞をインド人は獲得していた。

これはもうインド人がふざけて映画を作っているとしか思えなくなってきているのだが本人のコメントなどを雑誌などで読むとどうやら大真面目らしいのだ。何よりいつも伝えたいテーマがあり、それを伝えるのが目的でありそのためにドンデン返しなどの手段を使う、と。だからいつもドンデン返しを期待してもらっては困る、と。伝えたいものはいつも違うのだから、と。なるほどこいつは真面目に映画を作っている。今回もしっかりP.ジアマッティの過去などを考えると大切なものを逃げずに守るというテーマが見て取れる。適当にやりたい放題やっているわけではない気がする。

しかしこの監督、いやインド人はアホである。アホというか真面目であるがマトモではない。「サイン」での家族愛、「ヴィレッジ」での共同体への不安、この映画での大切なものを守るということ。なんで全部怪物が出てくるんだ。ふざけやがってまじうける。もう怪物が好きなんだろうな、マトモじゃねー。今回の怪物は草犬みたいなやつで最初出てきたときはおもしろくてしょうがなかったぞ。それに出会って必死な顔して逃げるジアマッティだぞ。そんでなんとかっていう守ってくれる3人のやつらがこれまた草人間みたいなやつでよ、おいおい、どうなってんだブルーワールドはよ、右腕だけ鍛えてるアホもいるしよ。

ということで楽しみっぱなしでした。中盤の謎解きのようなところが強引なゴロ合わせのような展開でこんなもんでいいのか、と正直つまらなさを覚えたがエンドロールの最後に出てくるメッセージで全ては納得。これはおとぎ話なのである。おとぎ話が現世に現れた映画なのではなくこの映画自体がおとぎ話で子供が寝る前に親が聞かせているような話なのだ。となればご都合主義に思える展開もまぁ怪物も許せるってもんだ。インド人が出まくってることも。いや、それは許せん。

ラストのワシが連れ去るシーンはなかなかのハッピーエンドである。幸せな気分にすらなる。本当におとぎ話だ。全体的にも夏の夜に起きた不思議な体験が涼しそうに不思議そうな雰囲気の中で進んでゆき心地よい。しかし最も気になったのは
ladyinthewaterpubl.jpg spacek.jpgそっくりじゃねーか?
左:B.D.ハワード
右:シシー・スペイセク@「
キャリー」('76)
2022_007.jpg監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ジョン・トラヴォルタ、キラ・セジウィック、ロバート・デュヴァル、フォレスト・ウィッテカー 他
原題:「PHENOMENON」

カリフォルニアの小さな町ハーモンに暮らす、自動車整備工のジョージ(J.トラボルタ)。彼は自分の38歳の誕生日の晩、不思議な光を浴びて超人的な力を得る。その能力で仲間たちを喜ばせたジョージは、片思いの相手レイス(K.セジウィック)の子供たちとも親しくなる。レイスもまたジョージに好意をもっていたのだが、彼女は過去に夫を亡くしたことから、人を愛することに臆病になっていた。やがてジョージはその人並み外れた能力から、親しかった仲間たちからも気味悪く思われるようになる。深く傷ついた彼を慰めようとやって来たのは、ジョージに励まされていたことに気がついたレイスだった。

やさしい顔をするトラボルタはなかなかよい。顔の形は四角いけれどなかなかよい表情をする。

光を浴びて超人的になるなんておもしろくなさそうな気がしていたけどなんだかんだ飽きずに最後まで見れた。そういう力が奇跡を起こすでも何でもなく淡々と進むヒューマンドラマ。ヒューマンドラマだからこそR.デュヴァルやF.ウィッテカーみたいな脇役の人間臭さが光りおもしろく見れた。

森の木を見て全てを悟るトラボルタの演技が印象的。いったい何を悟ったのかその全てを聞いてみたかった。音楽がよかったな。
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Trailer
「STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D」(2012)

公開:2012/03/16
監督:ジョージ・ルーカス
出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド 他
原題:「STAR WARS: EPISODE I - THE PHANTOM MENACE 3D」
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Academy Awards
第84回アカデミー賞 2012
作品賞:「アーティスト」
(原題「THE ARTIST」)

監督賞:ミシェル・アザナヴィシウス
(「アーティスト」)

主演男優賞:ジャン・デュジャルダン
(「アーティスト」)

主演女優賞:メリル・ストリープ
(「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」)

助演男優賞:クリストファー・プラマー
(「人生はビギナーズ」)

助演女優賞:オクタヴィア・スペンサー
(「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」)

脚本賞:「ミッドナイト・イン・パリス」
(ウッディ・アレン)

脚色賞:「ファミリー・ツリー」
Ranking
TMDiary Ranking 2012
(2012/02/29現在)
■映画館部門
1位「メランコリア」
2位「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
3位「ヒューゴの不思議な発明」

■DVD部門
1位「ブラック・スワン」
2位「スクラップヘブン」
3位「ディア・ドクター」
4位「マイ・バック・ページ」
Library
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2005/03
「エターナル・サンシャイン」(2004)


監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、マーク・ラファロ、キルスティン・ダンスト、トム・ウィルキンソン、イライジャ・ウッド 他
原題:「ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND」

さよならの代わりに記憶を消した――ケンカ別れしてしまったジョエル(J.キャリー)とクレメンタイン(K.ウィンスレット)。ラクーナ社からの手紙でジョエルはクレメンタインが自分との恋愛の記憶を消してしまったことを知る。彼女が働く本屋に行っても、自分のことを覚えていないうえに別の男といちゃいちゃ(!?)する彼女の姿を見てショックを受けたジョエルは自分も彼女との記憶を消すことを決意し、ラクーナ社を訪れる。脳を分析し彼女との記憶だけを一晩で削除するという過程の中で、ジョエルは彼女との楽しかった日々を思い出してゆく。

→この映画のTMDiaryへ。