監督:マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ、ジェームズ・ウッズ 他 原題:「CASINO」 70年代のラスベガスを舞台に、カジノの裏側とそこに生きる人々の暴力に満ちた生き様を描いた3時間に及ぶ大作ドラマ。賭博の才を買われてベガスのカジノ“タンジール”の経営をまかされる事になるサム・ロススティーン(R.D.ニーロ)。カジノは売り上げを伸ばし、美しい女ハスラー、ジンジャー(S.ストーン)と結婚し、生活は順風満帆のように見えた。しかしサムの長年の盟友ニッキー(J.ペシ)がベガスに乗り込んで来た事から事態は急変し、サムは私生活と仕事の両面から苦境を強いられるようになってゆく。 M.スコセッシ監督が“男”を描いた映画。この映画はカジノで飛び交う金に群がる男、女の生き様を人間味あふれるタッチで何の遠慮もなく描いている。人間の夢とそれに相対するどろどろした部分を痛烈に描き出すことに、ただ口をポカンと開けて画面に釘付けになるしかなかった。 「アビエイター」でも映し出されていた男のRISE&FALL。デ・ニーロ演じるサム・ロススティーンはカジノの総支配人として大成功を掴む。金にまみれた世界では自分の周りは欲が渦巻いており、自分の妻は堕落し、古き友人は暴力騒動の連続。この映画では自分自身までが壊れてしまうことはないが成功の名のもとに生きてゆくことがだんだんと苦しくなってゆく。3時間という長い映画でその狭くなってゆくサムの世界を綴っていたのにそれに飽きなかったのには細かい工夫がたくさん織り込まれていたからだと思う。 出演している様々な人物がナレーションを取り、状況や心情を説明する。また音楽が非常におもしろい。BLUESが多く使われ男の世界を表現していると思いきや、言い争いのシーンで明るいバラードがかかったり普通じゃない。何度となくある、言い争うシーンは飽きなかった理由の一つでありこの映画の一つの見所ではないか。とくにJ.ペシやS.ストーンといった脇役のマジな演技はものすごく惹きつけるものがあった。 夢を叶えようと生きているのに成功すると人はちょっとづつおかしくなってゆくのだろうか。サムも少しづつ変わってゆくのが分かった。そして周りの人間も変わってしまう。成功し、金があふれても娘を思い続けたサムの姿に変わってはいけないものを見た気がした。しかしそういう人間の変化を見事に表していたこれは間違いなく快作。 同じくR.D.ニーロとJ.ペシが出演する「グッド・フェローズ」(M.スコセッシ監督)はこれより前の作品で見てぇなぁと思うのだが綱島のTSUTAYAには置いてない。FUCK!←J.ペシがめっちゃ言ってた。めっちゃ。「ホーム・アローン」ではあんなにおもろい泥棒なのに…。 監督:手塚昌明 出演:江口洋介、鈴木京香、鹿賀丈史、北村一輝、綾瀬はるか、伊武雅刀、中尾明慶、生瀬勝久、嶋大輔、的場浩司 他 陸上自衛隊が人工磁場シールドの展開実験を行なっていたところ、その最中に想定外の暴走事故が発生、実験に参加していた的場1佐(鹿賀)ら第3特別実験中隊が460年前の戦国時代へタイムスリップしてしまう。ほどなくして、過去への干渉が原因とみられる虚数空間ホールが日本各地に出現、現代を侵食し始める。やがて事態収拾のための組織“ロメオ隊”が結成され、的場の元部下・鹿島勇祐(江口)、事故を引き起こした神崎怜2尉(鈴木)らが参加する。事故と同じ状況をつくり出し、二度目のタイムスリップを敢行し1549年へと向かうロメオ隊。だが、彼らに残された時間は74時間27分。それを過ぎると現代には戻れなくなってしまう。そして、そんな彼らを思いもよらぬ事態が待ち受けていた。 79年に大ヒットした「戦国自衛隊」を基に人気作家・福井晴敏が新たに書き下ろしたストーリー。テレビでやってたから何気なく見ていた。その79年のやつを知っている人はこのリメイクをクソ扱いしているらしいが俺はそれを知らないのでまぁまぁテレビで見る分には楽しめた。現在と過去を行き来したりするような映画は好きなので。 陸上自衛隊の全面協力というのがウリだったようだがそこの凄さが見えたところはあんまりなかった。話もそこまで驚きがないのは監督が「ゴジラ」シリーズの人だからなのだろうか。感動とか全くしなかった。 結局あいつが信長であいつが秀吉かい、というオチには笑えるがそれも歴史が元に戻ろうとしてなったこと。歴史には抗えない、ということを言いたいのだろうか。だからこそこれからいい未来を作っていかなければならない、という感じか。 しかしドイツ対アルゼンチンなかなかおもしろい。 監督:リュック・ベッソン 出演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、ダニー・アイエロ 他 原題:「LEON」 家族を麻薬取締局によって惨殺された少女マチルダ(N.ポートマン)は孤独な殺し屋であるレオン(J.レノ)の元に身を寄せる。マチルダにとって両親や姉は憎い存在であって彼らが殺されたことには全く悲しみはなかったが唯一仲のよかった4歳の弟をも殺されたことで麻薬取締局のスタンフィールド(G.オールドマン)に復讐を誓う。そのためにレオンに人の殺し方を教えてもらおうとするのだったが、レオンは12歳の少女に殺しを教えることを拒否するのであった…。 またもやなぜか見てない有名作であるこの映画を22分の未公開シーンを加えた完全版で見た。愛のない家庭に生きていた少女と自分以外頼るものを知らなかった孤独な男が心を通わせ変わってゆく。クライマックスも切なさが詰められた非常にいい映画。また役者陣も個性的でおもしろい。ミルクと植物を愛する殺し屋J.レノ、狂気的演技で存在感を示すG.オールドマン(あの一家を殺すシーンは最高)、そして少女ながら抜群の演技をみせるN.ポートマンである。相手を睨むように視線を送るときのN.ポートマンは顔で感情を表すのがとてもうまく思えたし、それでいて時折見せる少女のあどけなさやクライマックスでのJ.レノを思う演技は秀逸。 「お前に出会って生きる意味を知った」的なJ.レノのセリフこそこの映画を要約していると思う。人は感情無しで生きる動物ではない。この場合は誰かを思う、守って生きる、ということだったがそれでこそ人なのである。しかし殺し屋はそうなってしまってはいけないな。初めてマチルダがレオンの家に来たときレオンは寝ているマルチダを撃とうとしてやめる。甘い殺し屋だ。この時点でラストの結末は決まっていた。 切ない映画。しかしマチルダがレオンに恋してしまう展開は必要だったのだろうか。邪魔な気がした。 監督:ティム・バートン 出演:マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・クラーク・ダンカン、エステラ・ウォーレン、ポール・ジアマッティ 他 原題:「PLANET OF THE APES」 西暦2029年。惑星間の偵察を行っていたスペースステーション、オベロン号は、宇宙空間の異常を認め、チンパンジーのパイロット、ペリクリーズが偵察に向かう。しかし、彼はそのまま消息を絶っていまい、宇宙飛行士レオ(M.ウォールバーグ)は彼の後を追って偵察ポッドに乗り込む。しかし、彼の乗ったポッドは謎の惑星に墜落、なんとか脱出したレオだったが、彼はそこで猿に人間が支配されている光景を目のあたりにするのだった。 SF映画の金字塔となった68年作品をT.バートンがリメイクしたのがこれなのだが、オリジナルとはいろいろ違う。すばやい猿がいっぱいの映像とかおもしろいろところはいっぱいあるけどそこまですごい映画でもなかった。 もう少し猿と人間の立場が逆であることをいいことに訴えられるものはなかったのかなぁ、と思ってしまった。メッセージ性が微妙でT.バートンにしては少しがっかり。ラストはおもしろいが。 「人間は文化を創造できる種族なのよ」と猿が言ってたけどそこがどうしても動物にはできない人間とのいちばんの違いなのかもしれない。衣食住以外にプラスアルファーとなる何かを作れること。それはいいことばかりではなく悪いこともたくさんある。しかしそういうプラスアルファーがあるからこれだけ人間が繁栄しているのかもしれない。 たくさんの有名俳優が出ていたがみんな猿でどれがどれか分かるかよ。なんとか分かったやつもいた。ダンカンとか。 出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ、ヨランド・モロー、ヨランド・モロー 他 原題:「LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN」「AMELIE」「AMELIE FROM MONTMARTRE」 小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ(A.トトゥ)。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そんなアメリは、あることをきっかけに他の人を幸せにすることに喜びを見出す。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはぜんぜん無頓着。ある日、不思議な青年ニノ(M.カソヴィッツ)に出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない。 有名作を今頃になって見た。「ダヴィンチ・コード」で見たのより全然かわいいね、A.トトゥ。 そんな有名作を今頃見て言うのもなんだけど、いやー幸せになった、俺も。見た人は幸せになれるなんてキャッチコピーが当時ついてた気がするんだけど俺もようやく幸せになりました。 非常にポップな映画で、登場人物のキャラやセットや小道具、コスチュームの色使いからその明るさがにじみ出ていた。すごくこだわった感じのする装置でその細かさが集まって出てくる陽気な雰囲気にとても好感が持てる。 妄想。これは非常に楽しい暇つぶしだと思う。かわいらしい妄想からとんでもなくありえない妄想、エロい妄想など最後に「なんてね」ってつい言っちゃうようなことって楽しい。電車の中で人間観察してしまうのも妄想だ。それを映像にしていておもしろかったし、それを見てそういうふうに考えて生きているのは人生を楽しんでるな、って思わせてくれる。考え方もポップ。 いいことをすると気分がよい。これはお金になる、ならないは関係なくだ。ボランティアをしたり募金をしたりした後の感覚。こういうのは生きる上で大切だと思う。働いて金を稼いで生きていくことのほかにもう一つ、何か人のためによいことをすることは人生をおもしろく生きるコツなんだろう。そんなことも感じさせてくれる映画。自分は全くそんなことをしていないな。 しかしこの映画を見てるとき、ニノがアメリの家を訪ねてきたいいシーンでDVDに異変。映像の乱れ。アメリがいたずらでそんなことをするシーンがあったけどまさしくそれをされた。イタズラな映画だった。おもしろかった。 PR
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