監督:ロバート・ゼメキス 出演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー、ダイアナ・スカーウィッド、ジョー・モートン、ミランダ・オットー 他 原題:「WHAT LIES BENEATH」 遺伝学の教授ノーマン・スペンサー博士(H.フォード)と妻クレア(M.ファイファー)は、美しい湖の畔で幸せに暮らしていた。が、クレアは愛娘を大学に送り出したばかりで、心に穴が空いた状態。そんなとき、家の中で奇妙な出来事が起こり始める。風もないのに開くドア、突然動き始めるコンピューター。囁くような声が聞こえ、水には見知らぬ女性の顔が浮かんで見える。科学者の夫にはどれも妻の妄想としか思えないのだが…。 バスタブにまつわるミステリーホラーの現代版って感じでM.ファイファーがバスタブで頑張るシーンはなかなかハラハラする。水が耳まで来て音がほんとに水の中に入ってしまったようになるところなんかおもしろいと思った。が他のシーンはホラー(ホラーじゃねーよな、これ)の定番の仕掛けが多くてどこか見たことあるシーンの連続。あんなカメラワークやこんな音楽。あんまり新鮮なところがない。 H.フォードはおもしろいところがない。この役はH.フォードじゃないとできないって感じでは全くないところが残念。妻をバスタブに入れてゆっくり殺そうとしているところもH.フォードじゃ全く殺人鬼に見えずいいお父さんに見えてしまう。最後のシーンで妻を水に沈めるのは助けたのか、なんなのか。いい人に見えるので助けたのかとも思ってしまう。まぁいつものように血まみれになってはいたが。 ラストの水の中の幽霊(M.オットー)は見所か。あれが結局見終わった後残るシーンだ。 ゼメキス監督という期待には全く応えられてない映画だが適当に見てるぶんにはよい映画。あと邦題の大切さが分かる映画。このタイトルじゃちょっと。 監督: ロマン・ポランスキー 出演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、バート・ヤング 他 原題:「CHINATOWN」 1937年のロスアンゼルス。私立探偵ジェイク・ギテス(J.ニコルソン)はモーレイ夫人からダム建設技師である夫の浮気調査を依頼される。だが、盗み取りした写真がなぜか新聞に掲載され、それを見たもうひとりのモーレイ夫人が現れる。実は彼女こそ本物で、名をイヴリン(F.ダナウェイ)という。ジェイクはこれがダム建設をめぐる疑惑と関係ありと睨んで調査を開始するが、モーレイは溺死体で発見され、ジェイクもまた謎の男たちに暴行を受ける。探偵と依頼人という関係を越えはじめたイヴリンとジェイクだったが、なおも謎は深まるばかりだった。 くらーい結末に何とも言えない後味しか残らないダークな映画。J.ニコルソンがだんだんとF.ダナウェイに迫ってゆきつつ事の真相に迫ってゆく映画なのだがテンポがゆっくりなのと音楽がゆっくりなのとで非常にだらだらした感じ。ダム建設やら貯水池の問題やらととっつきにくい感じもあいまってあまりひきこまれない。退屈。もっとおもしろい演出とかあればよかったけどあんまり起伏がないというか、これがポランスキー監督のやり方なんだとしたら俺はこの監督の映画を好きにはなれん気がする。つーか話がややこしい。 なんかかわいそうだったなぁ。チャイナタウンで鳴り響くクラクションと娘の悲鳴だけがやけに耳に残る。 監督:ロバート・レッドフォード 出演:ジョン・タートゥーロ、ロブ・モロー、レイフ・ファインズ、ポール・スコフィールド 他 原題:「QUIZ SHOW」 '50年代後半、アメリカ全土を衝撃の渦に叩き込んだ実話の映画化。1956年、アメリカ中が熱狂し、社会現象にまでなっていたテレビのクイズ番組“21(トゥエンティ・ワン)”。コロンビア大学の講師チャールズ・ヴァン・ドーレン(R.ファインズ)は、そんなクイズ番組が生んだ最大のスターだった。彼は“21”で無敵を誇ったハービー・ステンペル(J.タートゥーロ)を打ち破った名門出の若くハンサムなクイズ王として、タイムやライフの表紙を飾り、一躍TV界の人気者となってゆく。しかし彼の人気の裏には、ある仕組まれた重大な疑惑が隠されていた。 テレビ番組の“やらせ”を描いた映画。真実を語ることの重要性を訴えてくる映画であるが、テレビ局が視聴率を取るために、娯楽なのだからという理由で番組を操作することを否定したりはしない。そこらへんが実話を映画化しているからかリアルに映る。グッドウィン(R.モロー)もテレビ局を否定したかったがうまくいかずに終わる。 J.タートゥーロの演技がなかなかおもしろい。なんでもかんでもしゃべってしまうところとか。彼の存在からユダヤ人を否定する話になってゆくのかと思ったがそうではなかった。 総じてたいしておもしろい映画ではなかった。 監督:ジャン=ピエール・ジュネ 出演:ドミニク・ピノン、マリー=ロール・ドゥーニャ、ジャン=クロード・ドレフュス、カリン・ヴィアール 他 原題:「DELICATESSEN」 核戦争終了15年後のパリ郊外に、ポツンと残る精肉店兼アパート“デリカテッセン”。ここの住人は、いつも不気味な笑いを浮かべる親父を始め、肉食主義の曲者揃い。草も木も生えず、食べ物のないはずの近未来の精肉店で売られている肉とは…? 日本でもフランスでもCF製作あがりの映画監督の作る映画はヘンな演出の映画が多いのだろうか?この映画は意味不明すぎるキチガイ映画。“世紀末”って表現がぴったりくるんじゃないかな。自殺、発狂、爆発、発砲、破壊、音楽、地底人(いねーし)、人肉。とにかく登場人物で普通なやつが一人もいない。子供でさえ何かが狂っている。あぁキモチワル。どうでもいいが俺は最近カタカナで表現するのが好きなようだ。 「ロスト・チルドレン」では外の世界を描いていたけどこれは“デリカテッセン”の中だけの出来事でそのためかキモチワルさが倍増。閉じ込められた人々の恐怖感、狂気感。おもしろいんだけどはやく見終わりたくてしょうがない映画だった。ちょっとあれだ。ヤリスギ。そんな映画だからこそ水の中でのキスシーンは紅一点とでも言っとくか、すごく綺麗なシーンに見えてしまった。その後の水ドバーと最初のほうのベッドの揺れに合わせて動く住人たちはおもしろかったわ。 ジャン=ピエール・ジュネやらテリー・ギリアムを見てると現実を描いた映画をすごく見たくなる。 監督:テリー・ギリアム 出演:クレイグ・ワーノック、ショーン・コネリー、ラルフ・リチャードソン、ジョン・クリーズ、イアン・ホルム 他 原題:「TIME BANDITS」 両親に相手にされない孤独な少年ケビン(C.ワーノック)が、自分の部屋で出会った6人の小人に導かれ時空を超えた旅に出かける。シャーウッドの森からタイタニック号まで舞台は目まぐるしく変わり、人物もアガメムノン王(S.コネリー)から巨大な海坊主、悪魔、はては造物主まで登場する大にぎやか編で、ファンタジーの醍醐味がふんだんに味わえる。 T.ギリアムの映画っちゅーことでまぁなんでもありなんだけど、これは前に「フィッシャー・キング」んとこで書いたような子供心を忘れていない感バリバリの映画で、ファンタジーの世界へようこそ、という感じ爆発。タイムホールをくぐっていろんな時代に行ったらロビンフッド(J.クリーズ)やナポレオン(I.ホルム)、タイタニック号までいろいろ出てくる。最終的にはめっさ強い悪魔と創造主(格好にうけた)が出てきる展開。つーかその冒険をするのが小人(本物)と少年という不思議感。 ジョージ・ハリソンが製作総指揮に名を連ねている作品。おもしろいんだけどCGじゃない感のあるこの時代のものだからかちょっと飽きる。最後の結末がちょっとおもしろいかな。消防士がS.コネリーだったり。あとエンディングの明るさがよい感じ。 PR
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