監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン 他 原題:「MILLION DOLLAR BABY」 小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー(C.イーストウッド)。その指導力に疑いのない彼だったが、選手を大切に育てるあまり、成功を急ぐ優秀なボクサーは彼のもとを去ってしまう。そんなある日、31歳になる女性マギー(H.スワンク)がジムの門を叩き、フランキーに弟子入りを志願する。13歳の時からウェイトレスで生計を立てるなど不遇の人生を送ってきた彼女は、唯一誇れるボクシングの才能に最後の望みを託したのだった。ところが、そんなマギーの必死な思いにも、頑固なフランキーは、“女性ボクサーは取らない”のひと言ですげなく追い返してしまう。それでも諦めずジムに通い、ひとり黙々と練習を続けるマギー。フランキーの唯一の親友スクラップ(M.フリーマン)はそんなマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。やがてマギーの執念が勝ち、フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。 う〜ん…という感想。C.イーストウッド監督の映画独特の後味が残った。これは「ミスティック・リバー」を見た後に残ったものと同種。 「人は誰も傷を負って生きている」ということをC.イーストウッド本人が体現していた。言ってみるとそれだけの映画だったのかもしれない。その心の傷(家族、友人、教え子という3つについての傷)について考えると見終わったあと変なものが残る。ということ。 女性のボクシングを扱っていてそれがメインなのかな、思ってたけどそうではなかった。それより「人生」について。それがテーマだった。しかしボクシングでお互いをよく知るジジイ二人というと、どうしても鴨川源二と猫田銀八を思わせた。鴨川がイーストウッドで猫田がM.フリーマン。それからボクシングの中でもっとも熱いのは選手とセコンドの信頼関係だと思うのだが、この映画ではボクシングじゃなくなってもその関係が続いていた感じでそれは感動的だった。 さて、心の傷について。家族に対しては毎日に教会に通い(これはM.フリーマンを失明させたことも関係しているだろうが)届かないとは分かっていても手紙を出し続けることで許しを得ようとしていた。失明させた友人にも家(ジムだが)や仕事(ジムだが)を与えることで許しを得ようとしていた。(きっとそういう過去があったから選手を大切に育てるようになったんだろうなぁ)しかし、取り返しのつかない、償うことのできないことをしてしまった人にはどう許しを得ればいいのだろう。 M.フリーマンが「彼女は後悔していない」と最後言っていたがそれは自分がそうだったからだろう。そしておそらくマギーも後悔はしていなかった。家族にもひどい目にあう中で唯一見つけた光であるボクシングで人生で最大の見せ場を作ることができたから。しかしイーストウッドにとってそれで納得できるというものではない。どうするんだろう。どうすればいいんだろうなぁ。 答えなんてないし、だからこそ変な感じだけがこの映画を見終わったあと残る。きっとアカデミー賞を選ぶ人もずっとこの映画について考えちゃってええい、作品賞だ、主演女優、助演男優、監督賞だ、となってしまったんだな。そうに違いない。だってそこまで受賞した二人がうまいというものではなかったのだ。「ボーイズ・ドント・クライ」のH.スワンクは圧巻だったが。 誰もが傷を持ってる。重かれ軽かれ。でも他人の人生を左右するようなものを抱えてしまったら…。まだまだ人生経験の足りない俺では分からない。この映画のイーストウッドの気持ちに近いものが分かるときが今後来るかもしれない。そのときまたこの映画を思い出そう。 監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、アルフレッド・モリナ、ジャン・レノ、ポール・ベタニー、ジャン=ピエール・マリエール 他 原題「THE DA VINCI CODE」 ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエール(J=P.マリエール)が殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部(J.レノ)は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドン(T.ハンクス)に協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はラングドン自身をこそ疑っていた。そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴー(A.トトゥ)が現われる。ラングドンが無実で、事件解決には彼の力が不可欠だと確信する彼女は、直後、ある驚きの行動に出る。この殺人事件を発端に、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号を解き明かし、事件の裏に秘められたキリスト教をめぐる人類史上最大の秘密に迫る。 R.ハワード監督の映画は茶色っぽい。なんか色が。映し出される街並みや使われている道具や服とか、そういうところからそう感じるのだろうか。しかしそういうタッチ(?)は嫌いではない。「ビューティフル・マインド」とか「シンデレラマン」からも感じたそういう感じは嫌いではない。 しかしこの話自体はちょっとつまんなかった。過去の(歴史の)映像とリンクさせたりおもしろい映像(なんか金がかかってそうな)はあってそういうのはさっき言ったように好きだったんだけど、話がどうしてものめり込んでいくようなおもしろいもんではなかったなぁ。 個人的にものすごい下痢と吐き気の同時パンチに苦しんでいたせいももちろんある。初めて大便をしながら吐き気がおそってきて洋式便所に座っていたのにくるっと振り返って吐いた。自分の排出物に向かって排出した。すべては日本が負けたせいだ。 そう、前に日に数人で日本オーストラリア戦を見ていたのだ。もちろん飲みながら叫びながら。あんなアホな負け方をするもんだから飲んだ酒の量も完全に俺の致死量を超えていた。あんまり酒に強くないし、二日酔いしない俺だが完全に朝起きたら二日酔いだった。叫んだり暴れたりしながら酒を飲むのはよくないことを知った。 二日酔いの俺はやけくそになった。寝不足も重なっていて家に帰って寝ればいいのに一人シネコンに向かってしまった。普段なら見るはずのないホラー映画を見るためだ。気持ち悪いそのやけくそさが俺をそういう気にさせた。今ならホラーも見れるんじゃないか、という気持ちに。 俺はちょっとおかしなことがあるともっとおかしくなったれ、というやけくそさが顔を出すところがあるようだ。この前花粉症(たぶん)で目がやたらかゆい状況が訪れたことがあった。くりのきで飲んでたときだ。こすればこするほどかゆくなるのは分かってるのにこすってしまい、もうわけがわからなくなっていた俺は連れが飲んでいた生グレの搾ったあとのグレの皮を手に取りそれを目に入れた。連れのメガネは必死に止めていたが俺はもうどうにでもなれ、という気分だったのだ。その後死んだ。あんなもん目に入れるべきではない。 目と言えば、ブリとかの目の周りの部分を煮たやつはすごくうまいよね。なんかドロドロしたあれ。頭がよくなるあれ。ちょっと気持ち悪い見た目だけど俺はあれが小さな頃から好きでこの前も食ったのだけどすげーうまかった。あれうまいよなぁ。 ええっと、なんだっけ。話が脱線してしまった。そうだ、なんかどうにでもなったれ、というやけくそさがときどき顔を出す、という話だ。おお、それで気持ち悪かったのにホラーを見に行ったんや。そうだ、「ブギーマン」を見に行ったんだ、俺は。しかし新高島のシネコンではやってなくて、やってなかったら「オーメン」を見ようとまで思ってたのにやってなかった。そこでしょうがなくダヴィンチを見たわけだ。 それでだ、ええ、なんだっけ。そう、すごい吐き気と便意に苦しんで見ていたからあんまり頭に入ってこなかったんだよな。それもこれも日本があんな負け方をするからだ。 なんかちょっと前のよわーい日本を見てる感じだったなぁ。運よく1点は先制したけどあのパスのつながらなさとかクロスの精度のなさとか。川口はナイスセーブを連発してたけどねー。あれはがっかりだったなぁ。 そんな話じゃないんだ。吐き気と便意抜きにしてもこの映画にのめりこめなかったのは謎解きの部分に「なるほど〜」と思えないからだ。俺は原作を読んでなくて、この映画に「どんな謎がある事件が起きてそれをどう解き明かすのだろう」とわくわくしていた。すごいトリックがあるようなわくわくさ。しかしそれを満足させてくれるような謎解きではなく、まぁちょっとおもしろかったけどちょっと、ってところだった。 なんつーか、期待が結構あったからこんな感想になってしまったのかもしれん。しかし、A.トトゥはなかなか綺麗だったと思うし、T.ハンクスはいつも通りよかった。何よりP.ベタニーは最高だった。 今日のこのブログの記事は話があっちにいったりこっちにいったりめちゃくちゃだが、ある意味それはこの映画のことを表しているのだ。は?何言ってんだ?と意味が分からないだろう。その意味の分からなさもこの映画のことを例えているのだ。 監督:ジョン・ウー 出演:トム・クルーズ、ダグレー・スコット、タンディ・ニュートン、ヴィング・レイムス、リチャード・ロクスバーグ、アンソニー・ホプキンス 他 原題:「MISSION: IMPOSSIBLE 2」「M:I-2」 休暇中のイーサン(T.クルーズ)のもとに、緊急指令が下った。それはテロ集団に奪われた致死細菌“キメラ”の奪回。早速新チームが編成されるが、そこには見知らぬ女盗賊・ナイア(T.ニュートン)の名があった。不審に思いながら、イーサンは彼女に接近を図る。 音楽がずっと流れっぱなしの展開がちょっと嫌だったけど、まぁおもしろかった。しかし1には勝てないな。 とにかく3が見たい。 監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:トム・クルーズ、ジョン・ヴォイト、エマニュエル・ベアール、ジャン・レノ、ヴィング・レイムス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ 他 原題:「MISSION:IMPOSSIBLE」 東欧で展開されたスパイ組織IMFの作戦は情報漏れのために失敗に終わる。多くの仲間を失ったイーサン・ハント(T.クルーズ)は、これがIMF内の裏切者を見つけ出すための作戦だと言うことを知るが、その疑いは自分にかかっていた。真実を暴くために、死んだリーダー、ジム・フェルプス(J.ヴォイト)の妻クレア(E.べアール)と連絡を取るイーサン。彼は、元CIAのクリーガー(J.レノ)と天才ハッカーのルーサー(V.レイムス)を新たなメンバーに加え、武器商人マックス(V.レッドグレーヴ)から得た情報を元に大胆不敵にもCIA本部への潜入を試みる…。 TVシリーズの「スパイ大作戦」を見たことがないからよくあるこれに対する批判(TVシリーズのファンからの批判)はよく分からないが、逆にそれだからこそ普通におもしろかった。 この映画、見たことがあったと思っていてほとんど忘れていたのでまた見てみたのだが、どうやら前半のあの有名なぶらさがるシーンぐらいまでしか見たことがなかったことが判明した。今度の3が楽しみだ。 「裏切り」がひとつのテーマだっただけにわくわくできる映画でした。 小学生のような感想文なのは見てから少し時間がたってこれを書いているからです。やっぱすぐ書くべきだな。 監督:シドニー・ポラック 出演:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー、アール・キャメロン 他 原題:「THE INTERPRETER」 アフリカのマトボ共和国。独裁的な大統領ズワーニが治めるこの国では、民主化を目指す多くの活動家の命が無惨に奪われていた。マトボに生まれた女性シルヴィア・ブルーム(N.キッドマン)は、現地のクー語の通訳として5年前からニューヨークの国連本部で働いていた。ある日、彼女はズワーニ(E.キャメロン)暗殺計画にまつわる会話を偶然耳にする。すぐさま当局に通報したシルヴィアだったが、以来彼女の身辺では不穏な動きがつきまとう。彼女を守るためトビン・ケラー(S.ペン)や女性捜査官ウッズ(C.キーナー)らシークレット・サービスのメンバーが送り込まれる。しかしケラーはすぐに、シルヴィアが何か嘘をついているとの直感を抱くようになり、彼女への疑念を強めていくのだが…。 N.キッドマンとS.ペンであるからこそある程度おもしろく見れる映画だけど、それがなかったらたいしておもしろくない。それだけに期待してたよりがっかりな映画だった。ただ、通訳としてのN.キッドマンは非常に見甲斐があるといえばそうかもしれない。 緊迫した場面もいくつかあったがストーリーがおもしろくないだけに緊張しなかった。いや、これがおもしろくなかったのは見たときの気分がこれを受け入れなかっただけなのかもしれない。 PR
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