監督:スーザン・ストローマン 出演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル他 原題:「THE PRODUCERS」 1959年、ニューヨーク。かつてはブロードウェイで栄光を極めたものの今やすっかり落ち目のプロデューサー、マックス・ビアリストック(N.レイン)。製作費を集めるため、今日も有閑老婦人のご機嫌とりに悪戦苦闘。そんな彼のもとにやって来たのは、異常に神経質な小心者の会計士レオ・ブルーム(M.ブロデリック)。さっそく帳簿の整理を始めた彼は、ショウが失敗したほうがプロデューサーは儲かる場合もあるという不思議なカラクリを発見する。それを聞いたマックスは、大コケ確実のミュージカルを作り出資金を丸ごといただいてしまおうとレオに協力を持ちかける。一度は拒否したレオだったが、小さい頃からの夢だったブロードウェイのプロデューサーになるチャンスと思い直し、マックスのもとへと舞い戻る。かくしてレオとマックスは史上最低のミュージカルを作るべく、まずは史上最低の脚本選びに取り掛かるのだが…。 テンポのよい展開に笑うしかない。歌をうたうからなのか、キャストがどの人も魅力的にみえた。テンポ、キャラだけでこの映画は成り立っていた。なんつーか、ミュージカルはどうしても…。 でもいい映画だった。はちゃめちゃさ満載でとても好きだ。 でもなんつーかそんだけの感想だ。途中寝てもーてU.サーマンが歌うとこを見逃してもーた。 出演:ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィーヴィング、スティーヴン・レイ、ジョン・ハート、ティム・ピゴット=スミス 他 原題:「V FOR VENDETTA」 近未来のイギリス。そこは独裁者アダム・サトラー議長(J.ハート)が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィー(N.ポートマン)はある日、外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そんな絶体絶命の危機を、彼女は“V”(H.ウィーヴィング)と名乗る謎の仮面男に救われる。しかし男は、1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストだった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは、やがて自分自身の内なる真実に目覚めてゆく。 試写会に連れて行ってもらった。はじめて試写会というものに行った。試写会に来るというやつらはさすがに映画好きなのだろう。始まる前にいろんな映画談義が聞こえた。最近あんまりおもしろそうな映画がないと思っていた中でもこの映画は公開になったらぜってー見に行こうとしていた映画で、ただで見れたのはおいしかった。 なんつーかね、これは、太字とか使っちゃうけども、すごい映画だった。今年見た中で(今年は数えるほどしか見てないが)間違いなく1位だ。期待していて期待通りだった。 「マトリックス」ほど訳がわからんことはなく、というかコメディーチックなシーンまであったり、花火や音楽やダンスがあったり、終わったとき非常に意味が分かった。しかし“V”に象徴されるような気味の悪さやファシズムの世界観、銃弾をナイフに置き換えたような格闘シーン、拷問(N.ポートマンが坊主に…)など、普通ではない映像が常にあり、自分の好きな「意味の分からなさ」の中で「意味が分かる」映画だった。 「意味が分かる」というのは政府と人民のどちらが悪で、どちらが善かということがすっきりした、ということだ。それに伴うVの善悪も。 しかし涙の出そうなクライマックスだった。感動の涙ではなくて、なんて表現すればいいのやら、圧倒というか、圧巻というか。 まぁ書きたいことは山ほどあるのだが、とてもたくさんになってしまうのでもう書かねーや。非常にすごい映画だった。 監督:ポール・ハギス出演:ドン・チードル、サンドラ・ブロック、マット・ディロン 他 原題:「CRASH」 クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハム(D.チードル)とその同僚でヒスパニックの恋人リア(ジェニファー・エスポジート)。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド(ショーン・トーブ)。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニー(クリス・“ルダクリス”・ブリッジス)とピーター(ラレンズ・テイト)。地方検事のリック(ブレンダン・フレイザー)とその妻ジーン(S.ブロック)。差別主義者の白人警官ライアン(M.ディロン)と同僚のハンセン(ライアン・フィリップ)。裕福な黒人夫婦キャメロン(テレンス・ハワード)とクリスティン(タンディ・ニュートン)。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める…。 という映画だった。とくに感想はない。様々な人間が複雑に絡み合うヒューマンドラマ。人種差別(またか、という感じだった)や親子、夫婦、なんやかんやの関係なかったはずの人間関係が最後には絡み合ってくる展開。一貫性がないのでおもしろくない。それぞれのエピソードにおもしろいところはあるが短編集を1つにまとめたような映画。登場人物が多すぎる。 「何を思えばいいんだろう」というのが感想といえば感想。アカデミー賞の作品賞、脚本賞という肩書きが信じられない。ポップコーンとホットドックとコーラをむさぼりながら見た。途中眠かった。 M.ディロンをひさしぶりに見た。エンディングがステレオフォニックスの「MAYBE TOMORROW」。 最後の悪い黒人青年がニヤッと笑うシーンが非常に印象的。「いいことしてやったぜ」という感じがなんかよかった。 全ての登場人物が成長して終わったような気がした。あの若い刑事も「自分は青かった」と知って成長するのだと思う。 メモのような記事になったがしょうがない。おもしろくなかったのだ。 出演:ブライス・ダラス・ハワード、イザック・ド・バンコレ、ダニー・グローヴァー、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー 他 原題:「MANDERLAY」 1933年。ドッグヴィルをあとにしたグレース(B.D.ハワード)は、父親(W.デフォー)らと共に新たな居住地を求めてアメリカ深南部へとやって来る。やがて“マンダレイ”という名の大農園にたどり着いた彼らは、そこで驚くべき光景を目にする。白人が黒人を鞭打っていたのだ。70年以上も前に廃止されたはずの奴隷制度がここには残っていた。グレースは黒人たちを今すぐ解放し、彼らに自分たちの権利と民主主義を教育しなければならないとの使命感に駆り立てられる。そして、父親の制止を振り切りさっそく行動に出るのだったが…。 どうしてグレースはマンダレイにいたくなくなったのか。ここが最大のポイント。なぜドッグヴィルと同じくマンダレイがこの世にあってはいけないものになってしまったのか。 「人の醜さ、汚さを見たから」 この理由は前作と同じだが、やはりこれが当てはまる。 「アメリカは黒人を受け入れる準備ができていない」とウィレルム(D.グローバー)はしつこく言うがそれは建前。彼はこの狭いマンダレイで自分が作り出したヒエラルキーを保ちたかった。広い世界に出れば支配者ではいられない。支配される側になってしまう。それは逃げ出したバートの最後のシーンが示している。ならば狭い世界で人を操りたい。人に番号で評価するまでして。ここにグレースは人の醜さを見た。 「誇り高い黒人」と思っていたティモシー(I.D.バンコレ)の裏切り。それに騙されてしまった自分自身に我慢できなかったこともあるだろう。グレースは完璧ではない。それどころか未熟な権力者。民主主義を教育したい善良な部分が崩れると一気にどうしていいか分からなくなり権力に頼る。しかしギャングの後ろ盾のない彼女はそれを振るうことができない。彼女はムチを打った。「それ見たことか、できないならするんじゃねーよ」とティモシーは言わんばかりだ。彼女は逃げ出すしかなかった。 民主主義とは何か。人種に限らず差別という言葉は差別されるようになった。表面上は差別はなくなり、自由が尊重されているアメリカ。自由という言葉があるだけで差別はなくなったと言うのか。誰かが誰かを支配するこの世の仕組みのどこが自由なのだろう。今も奴隷制度のあった時代も実は何も変わっていない。L.V.トリアーの心の叫びか。 ドッグヴィルのような衝撃はなかった。しかし今回も心に残る気持ち悪い感じは顕在していた。あってもいい舞台装置がチョークで描かれ、陰湿なナレーションが流れ、きみの悪い音楽が支配する。誰にも何かが欠如している。肉体、月、死。3作目は核心に迫ったものを作ってきそうで今から少し怖い。 見てすぐブログを書けばよかった。もっと何か思ったことがあった気がするが忘れた。ニコール・キッドマンがB.D.ハワードになったことに違和感はそんなになかったがジェームズ・カーンがW.デフォーに変わったことは違和感たっぷりだった。今回床が白く、何度も朝になって明るくなったり夜になって暗くなったのは白人と黒人をうまく表していたと思う。たぶん。
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