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出演:マット・デイモン、ケイシー・アフレック 原題:「GERRY」 ドライブをしていた友人同士の二人(M.デイモン、C.アフレック)は途中車を降り、荒野を歩き出す。最初はただ適当に歩いていたがそのうち道に迷ってしまう。砂漠を歩く中、極限状態に陥った二人。そして一人だけが生還する…。ちなみに「ジェリー」とは二人の中だけで使われている造語。失敗したり問題を起こしたりした奴を“ジェリー”と呼び、その失敗や行為自体をもそう呼んでいた。 「グッド・ウィル・ハンティング」「エレファント」で有名なG.V.サント監督のこの映画を見た。この監督の映画、この2つしか見たことはなかったが、180度違う映画と言える。ハートウォーミングな「グッド~」に対して「エレファント」は特に伝えたいものも見当たらない事実を描いただけのようなちょっと異色の映画。今回見たこの「ジェリー」は「エレファント」よりもよく分からない異色すぎる映画で驚きを越えたもうよく分からない感じの映画だった。 二人だけ。二人しか出てこない。 この映画かなりの異色を放っている。まず二人で車に乗っていて、その光景が5,6分流れ続ける。セリフは何もない。「なげーな、このカット」と思ってしまったわけだが、これはこの映画では「当たり前」なのだった。 二人で何か言い合うシーン。二人で歩くシーンでの顔のアップ。砂漠を歩く二人。ただそのシーンがずーーーーーーーーーーーーーーーっと流れているだけ、ということが何度もある。カットが変わらない。かなりひどい。 音楽はほとんどない。最初と最後になんかピアノっぽい悲しい曲がポロポロ流れるだけ。 ストーリーはよく分からない。極限に陥った人が取る行動はああらしい。うーむ。 絶対にもう一回見たい、と思わない映画。それは間違いない。しかし、あまりに異色でこの監督のほかの映画を見たい、と思ってしまった。G.V.サント。この人の映画を見ることに決めた。 すごい映画だった。この映画自体がかなりジェリーだ。 出演:ライアン・ゴズリング、ドン・チードル、クリス・クライン、ジェナ・マローン、ケヴィン・スペイシー 他 原題:「THE UNITED STATES OF LELAND」 主人公のリーランド(R.ゴズリング)は恋人ベッキー(J.マローン)の弟ライアンを殺害してしまう。ライアンは知的障害を抱えていた。なぜ、彼は殺してしまったのだろうか…。彼の心の葛藤を小説にしようとパール(D.チードル)は彼といろいろ話をする中で聞き出してゆく。 意外にいい映画に出会った。 悲しみが悲しみを呼ぶ…とでも言うべきか。そんなテーマらしいものがある気がした。一見ごく普通の青年に見えるリーランドは「悲しみ」に耐えかねてライアンを殺してしまう。知的障害を抱えた子の未来を「暗いもの」と見てしまったのだろうか。 なんとも言えない悲しさが伝わってくるいい映画。「現代」を象徴しているかのような印象もある。R.ゴズリング、D.チードルがいい演技で見ている自分をぐっと引き寄せ何かを感じさせた。 出演:ジョニー・デップ、ジョン・タートゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン 他 原題:「SECRET WINDOW」 妻エイミー(M.ベロ)の浮気現場を発見してしまった人気作家のモート・レイニー(J.デップ)は湖畔の別荘で独り、執筆活動を続けていた。そこへシューターと名乗る男(J.タートゥーロ)が表れ、モートが自分の小説を盗作した、と言う。その事実を明かさない限り、しつこく付きまとうとモートを脅すシューター。しかし身に覚えの無いことでモートは最初取り合わなかったがそれからモートの身の回りに奇妙なことが起こりだす。 映画を見たいと思わなくなっていたのだが、実は見ていた。でもそれは「ドラえもん」だった。人が出ている映画をTSUTAYAで借りてきて見る、というのはかなり久しぶりだ。この映画はほんとは映画館に行って見たかった一本。しかし映画館までは行ったもののなぜか違うものを見てしまったという因縁の一本。 ん?と思わせる冒頭部分が終わるとこの映画はいきなり本題に入る。まわりくどいものが全くなく退屈しない。いきなりシューターが表れ「小説を盗んだな」とモートに告げる。そこからは何もむずかしいことはなく、小学生でも理解できる分かりやすいサスペンスが展開されてゆく。一つだけ気になったのはモートが自分と会話をしていること。頭の中の自分と会話をしているシーンがときどき出てくる。小説家らしいと言えばらしいキャラが出ていていいな、と思っていたら最後にこのことが結構重要だったりする。しかしそんなことには気づかずサスペンスは展開してゆく。 今思うと、○が殺された第1の事件も、○が燃えた第2の事件も分かり易すぎて何も疑うところさえなかった。その後のトムとケンの一件も同じだが、そうやって分かり易くすることで最後の結末に驚きを与えていたのかもしれない。おかげで最後の謎解明部分では今までの分かり易さから一転して、え?という感じになった。冷静に振り返ってみないと分からないほどだった。 ということで、この映画はすごくおもしろかった。見る前からおもしろいのだろう、という予想があってやはりおもしろかった。おもしろかったのは、「演出」「ジョニーデップ」のおかげだ。 ストーリーはまぁ書いたように驚きありでおもしろかった。それを2割増しのおもしろさにしていたのは演出だった。ジョニー・デップの格好がまず見ていておもしろかったし、クライマックスでの演出、何度となく繰り返し読まれる「秘密の窓」の文。最後の終わり方もなかなかな終わり方だった。 そしてこの映画を3割増しのおもしろさにしていたのはジョニー・デップだ。最初からひどい寝ぐせや寝てばっかりのおかしなキャラを演じ、頼りない感じのキャラをいろんな仕草でみせていた。その頼りないキャラもクライマックスとのギャップを生み出し、驚きを演出するものだったのかと思わなくもないぐらいだ。それぐらいクライマックス、クライマックス後のジョニー・デップの演技はよかったなぁ~と思っている。 ちなみにこのDVD、特典で、監督の解説付きで本編を見ることができる。何気なく見ているシーンにも監督のこだわりや苦労が見えておもしろい。 やっぱり映画はいいなぁ、と思った。見るまでが大変で、なかなか見ようという気にならず、見るのは「ドラえもん」ばっかだったわけだが、DVDをプレイヤーに入れて再生を押して最初のシーンが流れてくればもう自分はわくわくしていた。やはりこれからもいい映画を見たいな。なんかいいのないかな。やはりレモニー・スニケットか。 監督:フランシス・ローレンス出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフ、ティルダ・スウィントン、ピーター・ストーメア 他 原題:「CONSTANTINE」 この世に侵入している異界の生き物を退治する、という特殊能力を持つジョン・コンスタンティン(K.リーブス)は自分が肺がんにおかされていることを知る。ロス市警のアンジェラ(R.ワイズ)は双子の妹イザベル(R.ワイズ同役)が飛び降り自殺した事実を受け入れることができず、ジョンのもとを訪れる。世界の異変を敏感に感じ取っていたジョンはその自殺に違和感を感じ二人は行動を共にするようになる。 「エターナル・サンシャイン」以来、映画を観たいという気分が全く湧いてこなかった。「エターナル~」が物語的にも演出的にも非常に自分の中で評価が高くこれ以上何を見てもあれを越えることはミリだろうと思ってしまったからだ。そう、ミリじゃない。無理だろうと。 予告が「これはおもしろいぜ、マトリックスを好きなみなさん」と言っていた(気がした)ので、マトリックスと今作をダブらせることはや3ヶ月ほど、映画館に足を向けた。今作を観るにあたって①「マトリックス」よりおもろいのか②「エターナル~」よりおもろいのか③いや、おもろくあってくれ!という思いが渦巻いていた。 ジョンは異界の悪魔と戦っていたが、僕は睡魔と戦っていた。前半はまだ初めて観る悪魔に新鮮さを感じたけれど後半は悪魔を見ようが天使を見ようが何も感じずただ眠かった。ストーリーもよく分からなかった。 しかし映像はよかったのではないか、と思う。天使と悪魔が戦うという図はうまくやらないとすごくちゃっちいものになりかねない危険性があると思うけれど今作の映像はそんな感じは受けなかった。新人監督のくせにうまくやっていた、と思う。 続編は作られても観に行かないと思う。あぁ、つまらん映画観た、って感想です。もうレモニースニケットに期待するしかないな。しかし、久しぶりにブログを書いてみた。あぁ、つまらんブログだな、っていう感想です。
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監督:フランシス・ローレンス
脳を分析して記憶を辿って辿って削除してゆく。「記憶を削除する」という安易な発想を何倍もおもしろいものにしていたのはその消してゆく過程を見事に演出がカバーしていたからである。詳しく書きとめておきたいけどネタバレになるからやめとくけど、その演出はユーモラスな一面もあり、ホラーな感覚もありで見ていてまず飽きることはない。何度その演出というかアイデアを観て「おお、おもしれぇ」と心の中で叫んだことか。いや、横の人にも「今のすげぇ」と言ってしまったほどだ。「世にも奇妙な物語」だったら似たようなストーリーはあってもその演出はないだろうから、そこがこの映画をいい、と思ったところだ。ちなみにこの写真のシーンがいちばんすげぇって思ったとこ。